迷惑メール

高校野球のTV観戦も朝から3試合目となると、よほどの動きがない限り試合への集中力が減退しがちになる。

そんなわけで、ビール片手に横目で試合の経過を眺めながら、傍らに置いたノートPCでメールソフトを起動し、退屈しのぎに迷惑メールフォルダー内を確認してみる。迷惑メールは30日経つと自動的に消去する設定になっているので、よほど気が向いた時でもないかぎりフォルダーを開いて見ることさえないのだが。

ざっと調べた結果、この一ヶ月間だけで5000万円と100万円の懸賞賞金が応募もせずにそれぞれ当選し、見ず知らずの富豪から1000万円の財産分与を受け取る権利がさしたる理由もなく発生しているほか、女医の○○さん、女性実業家××さん等、年齢層も千差万別な10名余りの女性達から、契約金付きもしくは報酬付きでお付き合いを懇願されていることが判明した。

最近ではネットショップを利用する際、いつでも捨てられるショッピング専用アドレスを使うようにしているので一時に比べると大幅に減ったが、それでも毎月300通を超える迷惑メールを受信している。もちろん出会い系サイトなど一度も利用したことはないので、メルアドや本名の流出元はネットショップかポータルサイト以外に考えられない。とりあえず無視していれば実害はなく、今日のような日は僅かばかりの退屈しのぎにはなるが、陳腐窮まるこれらのメールにはいい加減飽きあきしている。

こんな下らないことに関わっているのが馬鹿馬鹿しいほど、甲子園の試合が盛り上がってきた。しばし集中して観戦することにする。