徘徊する魂   Traveling Alone ! 

四国と周辺地方をYBR125Kと徘徊中

サイドスタンド延長

先日の面河ダム湖からの帰路、景色を撮影するつもりで山間路の路肩にバイクを停めサイドスタンドを下ろした。
ウェストバッグからカメラを取り出して何の気なしに振り返ると、部分的に柔らかくなっていた土の地面にサイドスタンドがめり込んだらしくバイクが横倒しになっていた。

倒れたのが草地だったこと、エンジンガードとステップ及び取り付けベースを強化したトップケースが支えになって、左タンクサイドのカバーに若干スクラッチが入っただけでたいした被害はなかったが、タイヤをフロント3.00、リア3.25にサイズアップして以来、傾斜角度が大きくなったのが気になっていた。
サイドスタンドを適当な箇所で切断し、中間部分に鉄棒を溶接して全長を延長する方法は見ばえがよいが、溶接作業、再塗装を含めて若干手間がかかること、扁平率の高いタイヤを装着したくなった際に対応できないことがネックになる。
この際ついでにリアタイヤ想定最大サイズ3.50を装着してもサイドスタンドがちゃんと使え、いつでも元に戻せるような取付方法を思案した結果、スタンド接地面に着脱可能なゲタを履かせることにした。

ガレージ内を物色すると、ちょうどいい大きさのコの字型のブラケットが見つかった。
インシュロックでスタンドに仮付けして取付位置と傾斜角度を確認する。見た目より強度はしっかりしていて荷重を掛けても全く歪まないが文字通りゲタを履かせたようなルックスだ。

ポンチでドリルガイドの凹みを作り、インシュロックでコの字金具を固定したままM4のボルトに適合するサイズの穴を開ける。

M4×0.7のタップでネジを切る。
無理にねじってタップを折ってしまうと面倒なので、ねじの切り始めは3歩進んで2歩下がる要領で。

2点留めでは強度に不安があるのでもう1箇所追加する。
ドリルの刃先がスタンドパイプの中空部分で止まるように穴を開け、ネジを切って短めのボルトで固定する。
ボルトにネジロックを付けてがっちり締め込んだらスコッチブライトで軽く磨いてブラックで塗装。

めでたく完成。
現状では約20mmかさ上げしている。
今後3.50〜のタイヤを装着した際、傾斜がきつくて不安な場合はより高さのあるゲタに交換すればよい。
サイドスタンドを外したついでに、クラッチレバーと同様にガタを取るためスタンド取付部分の隙間にワッシャーを入れる。
シックネスゲージで採寸した0.9M以下になるようワッシャーを叩いたり磨いたりして加工。

サイドスタンド収納時のルックス。
特に不恰好というわけでもない。