徘徊する魂   Traveling Alone ! 

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景品一年分とは

昼休みに聴こえていたラジオから「応募された方の中から抽選で1名様に日清焼きそばUFOを一年分プレゼント」というアナウンスが耳に入った。
さて、カップ焼きそば一年分とは何個のことか。
何らかの算定基準に基づいて導き出された平均的消費個数なのか、それとも文字通り365個のことなのか。

一年の日数分の焼きそばを一度に送りつけられた場合、当選した嬉しさよりも処分にかかる労力を考えて憂鬱になるのではなかろうか…などとぼんやり考えていたらあと15分で午後の業務開始時間になっていた。


カップ麺の嗜好はどちらかと言えばラーメンより焼きそば、豪華な本物志向の高級品よりチープなものの方が好きだ。
ここ最近のお気に入りは縦型カップで粉末ソースの金ちゃん焼きそば復刻版だが、食べる機会は多くて月2回以下である。
最近の用途は自宅でやや遅くまで酒を飲んで小腹が空いた時のみ。
独身時代とは異なり、カップ麺を通常の食事として用いることがなくなったせいだ。

台所の戸棚を開けてカップ麺を物色する。
高校生の娘がいるせいでいつも数種のカップ麺が入っているが、各種カップラーメンやスープ春雨に混じって必ずこのカップ焼きそばはある。
たぶんスーパーで特売されることが多いのだろうなどと考えつつ、カップ全体を包むフィルムを破り、フタを開けて具(といっても乾燥キャベツだけだが)の入った袋を開ける
一旦カップから麺を取り出し、容器の一番底に乾燥キャベツをぶちまけてから再び麺を入れてフタをする。
湯切りの際、数少ない具がお湯と一緒に流れ出すのを防ぐためと、湯戻ししたキャベツにより湯切り口が塞がれ、円満な排湯が阻害されることにより、容器内に規定量を上回る水分を残留させたまま粉末ソースを混ぜて味の薄い作品を作る愚を避けるためである。

湯を沸かすのは面倒なので、保温ポットからカップに直接どぼどぼと湯を注ぐ。
規定温度より10度ほど低い湯温を考慮し、30秒ほど多めに待ってから湯切りを開始する。
カップを斜め下に向けたまま湯切りが完全に終わるまで静かに保持する。
水滴が切れ切れになった頃、湯切りを促進するつもりでカップを振ったりすると、以後ピタリと水滴が止まることを何度も経験済みなので、あくまでピタリと静止したまま角度を保持する。

満足するまで湯切りをしたらおもむろにフタを取る。
のの字を書くように粉末ソースを振りかけ、麺にくまなく絡ませればはい出来上がり。

昼休みが終わってしまった。
妄想とはいえ、食べるところまでいけなかったのが残念でしかたがない。

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