蒲生田岬にて(その1)
朝8時のニュースによれば、九州地方から北上中の低気圧の影響で徳島県南部の今日の降水確率20〜40%とのこと。
仕事の都合で前夜大幅に遅れてチェックインしたホテルを朝9時前に出発し、雨というより雪が降ってきそうな鉛色の雲と肌寒さの中を蒲生田岬に向かって疾走する。
正午30分過ぎに寒風の吹きすさぶ蒲生田岬に到着
。
のぞむところではあるものの、岬付近の陸地、少なくとも付近1km四方に存在する人間は完全に自分一人なのではないかと思えるほど誰にも会わない
休憩なしで3時間半走り通しだったので灯台見物前にとりあえずトイレへ。
開き戸を開けると無人のトイレ内に水流音が響いている。
【トイレ内の注意書きより】
トイレ(ウォータス)を使用される方へ
このトイレ(ウォータス)は、水が常時循環していますので、使用後の操作は、必要ありません。
トイレットペーパー以外の物は便器の中に入れないでください。
(故障の原因になります)
足元の赤いランプが点灯した場合は、使用しないで、汲み取りをお願いします。
水の流れが弱くなった時は、後部のフタを上げて定位置(右側)まで、水を入れてください。
3ヶ月に1回は、ブロアーのフタを外しスポンジ(フィルター)の掃除をお願いします。
〈お問い合わせ〉
㈱大橋今右衛門 TEL 0584-35-2032
何かとややこしい構造らしいが、なるほど勢いよく水が流れている
【遊歩道への通路をへだてる防災壁の注意書き】
お願い
津波等の防災のため常時閉鎖しています。
開けたら閉めて下さい。 徳島県
一般的には「がもうだ岬」と呼ばれることが多いと思うが、地元では「かもだ岬」と呼称統一されているようだ。
最東端石碑と並んで建つモニュメントは、地元在住の彫刻家、大津文昭氏の手による「波の詩」
丸太の手すりが取り付けられた石畳の歩道を灯台方向に向かって進む
高台に蒲生田岬灯台が見えてきた
灯台に向かって延びる150段余りの石段の手前に広がる草地にバイクを駐め、この先は歩いて進む。
今朝ホテルをチェックアウトした際、受け取った明細書の日付を見て今日17日が誕生日なのを思い出した。