徘徊する魂   Traveling Alone ! 

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須賀公園にて


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愛媛県西宇和郡伊方町三机乙803
須賀公園の駐車場にて

公園入口左手付近に鎮座する7体のお地蔵様
右端の「亀大明神」石碑は海亀に似た自然石?の背中甲羅部分に設置されている

【案内看板より】

須賀の森

愛媛県指定天然記念物 昭和45年(1970)3月27日指定

須賀の森は、沿岸流によって運ばれた砂や礫(れき)が湾口に細長く堤状に堆積した砂嘴上にある。指定範囲は約7,797㎡。ほとんどが八幡神社の境内で、周囲は須賀公園として整備され、ウバメガシを中心に、イブキ、トベラハマボウなどの暖帯植物100種類以上が群生している。
ウバメガシは、当地ではバベとかバベガシなどと呼ばれ、樹齢約400〜800年、目通り2.12m、高さ約12mの大樹など、合わせて約400本以上を数える。イブキは、目通り4m、高さ8.5mになるものがある。ハマボウは県内では生育の北限地のひとつとして知られている。また、宇和島五代領主伊達村候(むらとき)が境内を整備したことを伝える天明5年(1785)の石碑、また藩の船を納めたとされる「六艘堀」など、近世の三机湊の歴史がたどれる場所でもある。

文化財と周囲の自然環境を大切に守りましょう。
伊方町教育委員会伊方町文化財保護審議会

湾内に打ち捨てられた廃船
船体のほぼ全面を藻に覆われている

それにしても海が綺麗だ

森に向かって歩いてみることにする

【案内看板より】

須賀の森 S45.3.27指定第97号

県下最大級の砂嘴(さし)上に1250余年の歴史を持つ八幡神社を中心に100余種の植物、中でも250本近いウバメガシ(樹齢400年以上)ビャクシン(最古樹齢1250年)その他ハマボウ、シャリンバイ等が2,000㎡の地に繁茂して美しい風景である。
くわえて宇和島藩伊達公参勤交代ゆかりの六艘堀もこの森に囲まれており、太平洋戦争時の九軍神たちが猛練習に明けくれた三机湾に向かって慰霊碑も建てられ人々に親しまれている。
このように地質学、生物学上の意義も大きく歴史上の価値も高価いこの地をなお一層大切に保存したいものである。

平成17年2月 瀬戸町教育委員会

【現地の碑文より】
ここには藩政時代、六艘の御座船が常備されていた。というのは、宇和島藩主が参勤交代のとき藩船で宇和海を航行し天候の悪い時佐田岬を廻る危険を避けて、伊方又は塩成に上陸して陸路籠で三机へ出られ六艘堀に常備されている御座船に乗船され、江戸へと瀬戸内海を進まれたという

三社神社の拝殿

正面左から大神宮、大山祗神社、三島神社の順に並んでいる

周辺各所にあった神社をこの地にまとめて合祀しているようだが、樹木も手入れされた気配がほとんどなく、広い敷地には一面に雑草が繁茂していて雑然とした印象だ。

こちらが樹齢1250年を誇るビャクシン。
生命の息吹を感じさせる若葉は先端部分にわずかに残るのみで、もはや余命いくばくもないありさまといえる。

うららかな陽射しのもと、海岸で何かを採集しているご婦人達

瀬戸中学校校庭と佐田岬メロディラインの高架橋を望む
山々は桜の花盛りだ

足成方面との県道分岐に立つ白い三角柱に正岡子規の句
「朝霧や 海を限りし 伊豫の鼻」