徘徊する魂   Traveling Alone ! 

四国と周辺地方をYBR125Kと徘徊中

中華製大型リアキャリア取付の顛末

このたび友人のS氏が走行距離970km、2012年式YBR125Kのワンオーナー中古車を通販で大阪のバイク店より購入した。

突然電話でYBRを買うと言い出したので、どうせ買うならタンク回りのデザインが一新されギアインジケーターが装備された最新型の2014年Kタイプをオススメしたのだが、日常メンテナンスをこちらに丸投げすることが前提であったS氏は、購入モデルを違えたことにより当方が淘宝(タオバオ)&ヤフオクを利用して収集した多数の外装及び消耗パーツとの不適合を危惧するあまり、「徘徊する魂号」と同じモデルのガンメタ中古を某激安店が販売中の最新型と大差ない値段で購入するに至った。
.
氏が販売店に直電して車両状況を確認したところによれば、当該車両は試乗車等ではなくベテランライダーの奥さんと一緒にツーリングする目的でご主人が2012年に新車購入したものらしい。
買ってはみたものの購入後から仕事が忙しくなって結局ツーリングに行く機会がなく、近所を慣らし運転しただけで売りに出されたブツのようだ。

いわゆるリターンライダーの当方とは異なり氏のバイク歴は長く、大学在学中に原付免許を取得して以来、途切れることなくバイクを乗り継ぎ、中型、大型免許取得につれてまたがるバイクも大型化した。
他にも数多い趣味への出費を維持継続しつつハーレーを新車で購入するほどの金満家でもあり、貧乏が原因でやむなく自前整備を行わざるをえない当方とは大違いな、「銀の匙をくわえて生まれてきた」羨むべき身分でもある。

そのせいか、長いバイク歴に似合わずメンテナンスに関してほとんどと言っていいほど無知であり、プラグ交換は元よりエンジンオイルの交換さえ自身で行なったことはない。
当然のことながら、パンク修理を出先に於いて自分で行なうなどというシチュエーションは現在に至るまで考えたこともない。聞くところによればどこからでも電話一本かけて30分も待っていれば最寄りのメカニックが救助に来てくれることになっているらしい。氏の行動範囲には携帯の電波が届かないような僻地や山奥は入らないのだろう。

YBR取扱店が氏の自宅近辺にないこともあり、氏からみれば「誰にも頼らずバイクを運用するベテラン」である当方に「丸投げ」することにしたついでに…
サイドバッグかパニアケースを取り付け可能な大型リアキャリア及びトップケース、エンジンガード、ヘルメットロック他の架装も仰せつかることになった。

そんなわけで「徘徊日報」の合間にこのガンメタYBR125K(2012年03月製造モデル)の整備&改装(すでに脳の一部が淘宝化)の顛末記も不定期にお届けすることにした。