徘徊する魂   Traveling Alone ! 

四国と周辺地方をYBR125Kが徘徊中

カメラを紛失

布部ダムから10分ほどで仁多郡奥出雲町の久比須峠に到着

路肩にバイクを止めて峠の様子を何枚か撮影。
道路上の電光掲示板は現在気温20℃と表示されている

ツーリング最終日の今日は特に予定もなく、国道沿いで目についた場所に寄りながら夕方までに尾道に着けばいい。
終日雨の心配もなく少し浮かれた気分になっていたのだろう。

峠から約1時間ほどで、国道432号線を広島県庄原市下湯川付近まで約40kmを走り抜けた。

下湯川付近に差し掛かったとき、急に路面の状態がよくなったのに気づいた。
こんな路面状態なら走行動画が綺麗に撮れるだろうなどと考え、ふとウエストバッグをのぞき込むとそこにあるはずのカメラがない。

山道を走りながらあちこち撮影するときは、いちいちトップケースの中のカメラバッグにしまうのは面倒なのでウエストバッグに入れて走るのだが、どうしたことか影も形もない。いくらなんでも走行中にカメラを落とせば気がつかないわけがなく、落下音もそれなりに聴こえるはずだ。

カメラは今年で5年目になる安物なので特に惜しくもないが、今回のツーリングで撮影した400枚近くの画像を失ってしまったことに脱力する。

いくら考えてもどこかへ置き忘れた記憶がないが、カメラを失くしたままで帰るのは悔しい。
まったく気は進まないが、いま来た道を引き返してみるしかないだろう。
その場でエンジンを切り、5分ほど考えた末、最後に撮影したあの峠まで帰れば何か思い出すかもしれないと藁にすがる思いで40kmを引き返すことにした…。

1時間後、再び久比須峠に到着

峠までの道すがら、念のため路上に砕け散ったカメラの残骸がないか注視しながら走ってきたが案の定カメラの破片は見つからなかった。
ベンチでもあれば別だが、峠にはカメラを置き忘れるような場所は皆無。
半ばあきらめながらも、さっき撮影したときと同じ位置の路肩にバイクを駐め、少し離れたところから眺めてみるが当然のようにカメラの姿も残骸も見つからない。

ほぼ諦めかけ、ため息をつきながらバイクにまたがり発進しようとした瞬間、左足の向こう、雑草に覆われた道路の側溝の中に、銀色に光るものが目に入った。
もしやと思いあわててバイクを降り、しゃがみこんで食い入るように側溝の光った箇所を眺めると、溝全体にはびこった雑草の中にほぼ埋まりながらも、見慣れたフラッシュ部の先端形状が確認できた。

おそらく、峠の風景を撮影後、何の気無しにシート後部付近に置いたカメラの存在を忘れたままバイクにまたがり、サイドスタンドを上げて発進した際にカメラが落ちたということだろう。
繁茂した雑草がクッション代わりになったお陰で、カメラに損傷はまったくない。
ここ以外に落ちていれば落下した瞬間に気づいただろうがカメラは使い物にならず、このたびの撮影はこの峠をもって終了というオチだったに違いない。

カメラを見つけた時には、嬉しさでしばらく笑いが止まらずヘルメットをかぶったまま路肩に立って笑い続けた。

安心したら腹が減ってきた。
時刻を見ると1時を過ぎている。
天気もいいのでコンビニで弁当を買って外で食べることにした。

「ポプラ仁多亀嵩店」で食事を調達後、「奥出雲セルフSS」で給油。

ようやく気分も落ち着いたので、今一度庄原市に向け走りだす

2年前の亀嵩来訪時


OLYMPUS デジタルカメラ SP-600UZ (広角 光学15倍 ハイビジョンムービー)

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