潮俵の断崖と大バエ灯台
潮俵の断崖から5分ほどで今回の最終目的地大バエ灯台の駐車場に到着
【警告看板より】
タイワンツバメシジミは生息環境の悪化や乱獲により、絶滅が危惧される草原性の小型のチョウです。
成虫は8月下旬から10月上旬にかけて活動し、雄の翅表は青色で黒く縁取りがあり、雌は暗茶褐色をしています。
自然公園法によって西海国立公園・生月島地域においてタイワンツバメシジミの捕獲は禁止されています。
許可を得ずに捕獲した場合、6ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられます。
駐車場から3分ほど歩いて大バエ灯台に到着
【案内看板より】
ここ大婆鼻(おおばえばな)は生月島の北端に位置し、海と空が溶け合う雄大で素晴らしい景観が眺望できます。婆(はえ)とは海に突き出た岬状の岩礁を指す方言で、断崖の北側海岸に広がる岩礁が狭義の「大婆」です。
大婆鼻断崖は、約数百万年前の伊万里方面からの噴火で何度も流れてきた
溶岩(松浦玄武岩)が、厳しい波浪を受け形成された海蝕崖で、崖の高さは約80mに達します。
また断崖北側下部の海岸にはハマオモト(ハマユウ)[Crinum asiaticum]群落があり、初夏には白い可憐な花を咲かせます。付近の傾斜草地にはシバハギ[Desmodium hoterocarpon]を食草とする環境省レッドリスト絶滅危惧1類のタイワンツバメシジミ[Lacturnus]という希少かつ減少傾向の著しいチョウが生息しています。また朝鮮半島と日本を行き来する渡り鳥の中継地にもなっていて、季節によって様々な種類の野鳥を観察できます。
踊り場から的山(あづち)大島風力発電所の方向を見下ろす。
【案内看板より】
気象庁は、日本の沿岸6か所にレーダー式沿岸波浪計を設置して波の観測を行っており、ここ大バエ灯台では、平成24年3月30日から観測を行っています。
長崎西海上は、日本海と東シナ海を結ぶ航路として船の行き来が多く、魚が豊富な海域でもあるため、漁業活動が活発に行われています。これらの船の安全航行、安全操業ができるように、生月島沿岸波浪計は長崎西海上の波の監視を日々行っています。
レーダー式沿岸波浪計は、電波(マイクロ波)を海面に向けて発射し、反射波を測定して波の高さ、波の周期、波の向きを求めます。
生月島は沿岸地形の影響が少なく、見通しが良いため、波浪計の設置に適しています。
ここからだと、直線距離なら済州島の方が四国の自宅より近い。