徘徊する魂   Traveling Alone ! 

四国と周辺地方をYBR125Kと徘徊中

雨雨雨また雨雨雨…その4

前夜10時前に寝たせいで朝は7時に目が覚めた。

カーテンを開けて外を見ると路面は濡れているものの雨が止んだように見えるが、よくよく眼を凝らしてみると糸のように細い雨が落ちている

海の方向に眼をやると、灰色の雲が重く垂れ込めテンションは下がる一方だ

向いに見えるベージュの建物は、浜村温泉に現存する数少ない温泉ホテルのひとつ魚と屋(ととや)

魚と屋は以前「浜乃家」という名で営業していた。

鳥取県議会 1997年03月05日 平成9年2月定例会(第3号)より抜粋

〜次に、温泉の活性化対策についてお伺いいたします。
 去る1月27日、浜村温泉の旅館、浜乃家さんが、鳥取地裁に和議申請を行い、負債総額約11億円で事実上の倒産をし、県民に大きな衝撃を与えたのであります。
浜村温泉は長い伝統と古い歴史を持ち、全国に誇れる民謡「貝殻節」のふるさとであります。
その浜村温泉の中心的な旅館であった浜乃家さんが事実上の倒産をしたことは、2次的な倒産が発生しないか、浜村温泉が灯が消えたように寂れてしまうのではないかと心配をいたしております。
鳥取県の観光振興の上からも大きな問題であると考えますが、今後の取り組みについて知事に伺うものであります。
 また、このような深刻な事態を受けとめていたやさき、JRの3月ダイヤ改正により、「特急はくと号」の一部が「スーパーはくと」に切りかえられるために、現在浜村駅に停車していた「特急はくと」3便のうち2便が浜村駅に停車しなくなり、関西方面からの利用客が多い下り特急は1便もないということになってしまうのであります。
本当に困ったことになったと感じております。何とかJRとの協議を行い、浜村駅に特急がとまるよう県として取り組まれたいのでありますが、今後の取り組みについて知事に伺うものであります。

写真ニュースの該当記事
浜村温泉の旅館「浜乃家」 マルワ渡辺水産が取得 

ちなみに、今回宿泊した貝殻節の里・旅風庵も以前は「浜村ビューホテル」という名だった。

不景気.comの該当記事
鳥取の「浜村ビューホテル」が自己破産申請し倒産、身売りへ
目玉になる観光スポットに乏しいひなびた温泉郷の苦戦がしのばれる。

昨日同様雨天走行の覚悟を決め、手早く服を着替えて朝食会場に。
今回ばかりはクルマで来るべきだったと後悔しつつ食事を終え、雨用装備着用で9時45分にチェックアウト。

今日は国道53号線を千代川沿いに南下し、岡山県倉敷市内に向かう。
電話で予約した温泉施設がある場所だ。
もはや風呂・酒・晩飯しか楽しみがないのでビジネスホテルは避け、2泊共温泉施設に決めた

中略・後略というわけで、途中昨日を超える土砂降りに見舞われつつも午後3時過ぎに今夜の宿に到着

連日雨の中を走ったせいかちょっと風邪気味なので、すぐ近くの薬屋で風邪薬を買ってチェックイン。

昨夜同様、風呂・酒・メシ・酒で寝てしまう