リアキャリアが折れた
因島からの帰路、赤信号でブレーキングの際、ときおりリア付近から発せられる軋み音に気がついた。
自宅ガレージに帰り着くなりリア周りを点検するとキャリアパイプの屈折部分が左側は残りあと10mm、右側があと5mmで完全破断という状況だった。
次の休日、これに気づかず出発してしまった場合は確実にツーリング序盤でトップケースが落下してしまうところだった。転落の衝撃で道路に内容物を撒き散らしたあげく、後続車に迷惑をかけた可能性もないとはいえない。
高速切断機でスパッと切ったような車体左側
長年の金属疲労によりかなり複雑に断裂した右側
キャリアを取り外して断裂状態を確認
規定重量の2倍から3倍近い6.5~10kg以上(トップケース本体の重量を含む)の常時積載荷重に72,000km耐えた純正リアキャリア。
製品の品質にバラツキが多い中華部品としてはアタリだったといえる。
SHADトップケースに付属するパーツではパイプ径25mmの純正キャリアには取り付け不可だったため、自作パーツによりトップケースの取り付けベースをキャリアに固定している。
新しいキャリアを注文してもよいが、今度送られてくるものが現用品同様の耐久性能を持つ確証はないと考え、今回は破断箇所を溶接修理することにした
見栄えよりも耐久性を重視して厚めに肉盛りし、ブラック色に塗装して修理完了
ブレーキングや凹凸路面を通過するたびのしかかるキャリアの重みでテールカウルのセンターカバー両端にヒビが
カバーの割れは走行に支障はないが一応取り外して裏側から瞬間接着剤を流し込んで補修
このところオイル交換とチェーン調整以外は簡単な目視点検のみ、その他の点検整備をサボりがちだった愛車は運用開始からこの10月で丸9年。
そろそろ車検並程度の点検整備を行う必要を認めながらも、日々の忙しさにかまけて先延ばしする現状である。