タイヤ交換
昨日火曜日は曇り時々雨の予報だったが、
風はやや強く吹いていたものの自宅付近に雨の気配は無かったので、いつもより遅めの10時過ぎに家を出た。
強風に舞い散る桜を横目で見ながらしばらく走っていたが、ものの1時間も経たないうちにあいにくの雨粒が落ちてきた。
シールドに叩きつける水滴が徐々に強くなってきたので、スローペースでしばらく様子をみていたが、止む気配はなく空はますます暗くなってきた。
濡れた路面でのコーナリング中、摩滅したリアタイヤがスリップしている感触を何度も感じたので、走るのを諦め自宅に引き返してリアタイヤの交換でもして時間をつぶすことにした。
数日の間、木片をかませておいたお陰で具合良く膨らんだNR25。両側のビード面がほぼ平行になっている。
後輪を取り外す。手前は100円ショップで購入した風呂用イス。スクワット姿勢が苦手なので分解作業には欠かせない。
外した部品を無くさないよう容器に入れておく。
ご覧の通り当家でだいぶ前に使っていた炊飯器の内釜だが、深さも適当なので灯油で部品を洗う際にも重宝している。モノを捨てるのはかなり躊躇する方だ。
タイヤ交換に用いた工具類。
ビードブレーカーとして使っているヤットコのような工具はかなり前に廃業した近所の自転車屋からタダで貰った。
ワイヤー部分を除去した自転車タイヤをホイールプロテクター代わりに使用する。
自転車タイヤはワイヤーが入っているビード部分をハサミで切り取らないと、鋭利な切断面がホイールに接触してかえって傷を付けることになる。
これに100Vのコンプレッサーが加わる。
ビードブレーカーがホイールに接触しないようぼろウエスをかませてから慎重にタイヤをはさみ込む。
ホイール両面のビードを落としたらタイヤレバーを挿入する位置に自転車タイヤを挟んでからこじる。
プロテクターを10センチ程度ずつ移動させながらこじっていく。
レバーを差し込んでいる箇所の反対方向のタイヤを足で踏みつけておくとビードが奥へ入り込み、レバーをこじりやすくなる。
4PR程度のタイヤなら慣れればレバー2本で簡単に外れるが、ここぞというときのために3本用意していれば安心だ。
ビードクリームはタイヤ両面の接合部にケチらずまんべんなく塗る。
YBRの常用速度域では後輪のバランス取りなどほぼ必要ないが、一応バルブマークは合わせておく。
画面下側の切れている部分を両足で踏みつけて作業している。
差し込んでいるレバーがこじりにくいときは、無理やりこじらずレバーを差し込んだホイール円周反対側のビードをホイール奥に向かって押しこみながらこじることが重要。
レバーだけで無理にこじるとビードを変形させ、最悪の場合はエアー漏れの原因になる。
全周タイヤが入ったら、コンプレッサーでエアーを入れる。
パン、パンッと2度鳴ったら成功。エアーゲージで適正空気圧に調整する。
ホイールを水平にして、タイヤとの接合部分に水を垂らしてリークテストする。
泡が出ていたらもう一度ビードを落としてやり直し。
両面全周チェックしたが漏れはない。
自家製プロテクターのお陰で傷ひとつない出来上がり。
ついでにリアホイールにワックスをかけておく。
ホイールダンパーもチェックするが、5000キロ程度の走行距離では当然のことながらまったくヘタリはない。
ついでにドリブンスプロケットも掃除
アクスルシャフトには手持ちのモリブデングリスを塗布。