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海山城展望公園


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駐車場にバイクを駐め、徒歩で海山城展望台に登る。

案内看板より

海山(遠見山)砦

遠見山(現在は海山(うみやま)という)とは、遠見番所(見張所)に由来する地名であるが、ここには大宝律令時代(8世紀頃)から番所が置かれ、宮崎の火山(ひやま)であげた狼火(のろし)は、金山、海山(遠見山)、近見山を経て今治市(府中)の国府へと伝達されていた。
中世初頭には、現在の養老地区の「別台」に「館」を構えた在地勢力があり、海山を「詰ノ城」(つめのしろ)として活用していたが、室町時代来島村上氏が勢力を増し、その勢力下に吸収された。
守りの拠点であった海山の砦も、「来島城」や「波方館」防衛のための水軍城砦群の一つとなったが、来島氏も海山を重視し、ここに遠見番所を置いた。しかし、関ヶ原合戦後、来島氏が豊後の森(大分県玖珠町)に転封後は、砦も壊され、当時の遺構の面影は失われ、犬走りの一部が、わずかに散見されるのみである。
この城塞型の展望台は、構造、規模は異なるが、当時の面影を偲んで、建設したものである。

波方町
波方町教育委員会

展望台より大三島方向を見る

展望台より来島大橋を見る。
画面左下はかがり火の丘に立つ木造の櫓。

かがり火の丘より展望台を望む