徘徊する魂   Traveling Alone ! 

四国と周辺地方をYBR125Kと徘徊中

チェーン交換とスプロケットの点検

昨年5月に18,900kmで交換して以来のチェーン交換ついでにスプロケットの摩耗をチェックする。

走行後に必ず行なうチェーンオイルの注油のせいでドライブスプロケット及びスイングアームの周辺はオイル汚れがひどい。
毎度のことながらこの付近の清掃は気合が必要だ。

取り外して掃除したスプロケットを新品と並べて比較する。
上が新品未使用、30,000km超使用の下側スプロケットは歯底部分が計4セットのチェーンとの接触によって鏡面仕上げされている。
この状態での目視ではわずかに歯のエッジが削れている以外さしたる摩耗は認められない。

歯底の中心部を何箇所かノギスで測定する。
新品の寸法は48.35mm、30,000km走行のものが48.20mmだった。
10,000kmの走行で0.05mmしか摩耗していない計算になる。

走行毎のチェーンオイル注油と定期的なチェーンの延び調整&交換のお陰というべきだろう。
前後スプロケットの交換に比べチェーンの交換はジョイントを外すだけの簡単作業である。
学生や単身赴任先で作業スペースが確保できず手持ちの工具が少ない環境の方にはこまめなチェーンオイルの注油と走行10,000km未満毎のチェーン交換を推奨したい。
チェーンはネットで安く買えるし、最低でも40,000km程度はスプロケット交換を依頼しなくて済むので節約にもなる。

ドリブンスプロケットの様子。
こちらは細部の計測はしていないものの、日頃から目視で摩耗具合を点検しているので問題はない。

チェーンは新車時に装着されていたものを入れるとこれで4セット目になる。
今回のチェーンは画像の「RK TAKASAGO CHAIN」
100Lなので手持ちのバイクには使い道がなく、もう10年近く工具棚の片隅でホコリをかぶっていた。今後も使う見込みがなさそうなのでこの際ジョイントで継ぎ足して使うことにした。

足りない18コマを継ぎ足すために用意したのは新品だが半端なコマ数のKMCチェーンと新品のジョイント2個。
今まで各種のバイクで同規格異メーカーのチェーンを継ぎ足して使用したが、さしたるトラブルは発生していない。

脱脂洗剤に浸け込んでしばし放置し、隅々の汚れを歯ブラシで落として乾かしたカバー類を取り付けて今日の作業は終了。