雲辺寺の五百羅漢像その2
緩やかな坂道を登って行くと左側に現れる長い石段。
登り口の石塔には亀山院櫻岡之陵と彫られている。
亀山院とは鎌倉時代の第90代亀山天皇のこと。
特に興味をそそる人物ではないのでさらに先へ歩を進める。
参道補修協力費は納経所にお納めください。
雲辺寺参道護持会
※納経所は、左の坂を登って右側です。
言われるままに坂を登り、納経所のお姉さんに100円也を支払う。
せっかくなので境内を一回りすることにし、バスツアーらしいお遍路さん一行の読経がこだまする本堂があるらしい方向に歩いてみる
本堂の正面付近で読経する遍路バスツアーの皆さん。
辺りに漂う線香の香りが鼻をくすぐる。
おたのみなす絵馬 500円
おたのみなすに腰をかけた後には、絵馬に願い事を書いて、なすびの絵馬かけにつるしてみませんか。
こちらが太子堂。
施設の大半が新しく建て替えられているせいで、まるでごく最近にオープンした宗教テーマパークとでも言うべき様相を呈している。
太子堂の右脇に並ぶ石灯籠は1基23万円也で絶賛奉納受付中
「一言だけお願いしてください」の一言観音
こちらの賽銭箱は遠慮のないサイズ
あちこちに立てられた営業看板を横目で見ながら目当ての羅漢像を探して歩く。
【案内看板より】
マニ(摩尼)とは、如意宝珠または宝のことをいいます。
古くから釈尊誕生の国ネパールで使われています。
マニ車には、お経が彫ってあり中にお経が納められています。手でまわすとお経を一巻お唱えするのと同じ功徳があるといわれています。
手でまわしながらお願いごとをお唱えして下さい。
御影石で作られた真新しいマニ車(経車)
高級なベアリングを使っているらしく動きが極めて滑らかだ。
長い石段を下っていくとこれまた建ったばかりのようにみえる立派な山門に出た。
ロープウェイ利用の客は当方とは逆の順路でやってきていることがこの時判明した。
扁額の文字は巨鼈山(きょごうざん)
四国霊場第六十六番 巨鼇山 雲辺寺
一基23万円の石灯籠が無数に並んでいる先を眺めるとようやく羅漢像らしき一群を確認
羅漢像鑑賞に備え、山門から見て左斜め前方に位置するトイレにて用を足す。金満ムード漂う境内の建築設備とは異なり、こちらはウォシュレットはおろか水洗設備さえない古風な質素仕様。