徘徊する魂   Traveling Alone ! 

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山口霊神社


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先週にも増して肌寒さを感じる中、久万高原町を目指して自宅を出発。国道33号線の三坂峠にショートカットできる道はないかと県道207号線の脇道に入り込んだら数体の奇妙な石像と小さな神社をみつけた

松山市久谷町にある山口霊神社

【案内看板より】

松山騒動 
伊予八百八狸物語発祥の地

日本三大狸話の一つとして有名な
「伊予八百八狸」の物語は、江戸の末期に創作された講談で全国に広まりました。
この久谷、久万山に住む神通力自在の古狸「隠神刑部(いぬがみびょうぶ)」は八百八匹の狸を従え、松山城の守護神として崇敬されていました。
大飢饉が起きた亨保十七年(一七三ニ)のころ、城代家老・奥平久兵衛はお家乗っ取りを企て、犬の乳で育って夜目が利く剣の達人・後藤小源太を召し抱え、邪魔になる「隠神刑部」と戦わせました。
刑部狸は小源太に、狸退治を思い止ってくれれば、あなたを一生守りますと約束し、心ならずも悪だくみの一味となり、お家騒動に巻き込まれました。
忠臣派は、宇佐八幡から授かった不思議な神杖を持つ豪傑・稲生武太夫を味方にして乗っ取り派を次々に征伐し、刑部狸をこの地の洞窟に閉じ込めました。
のちに刑部狸は長く松山藩に仕えた功徳に免じて罪を許されて、里人と仲良く暮らし、山口霊神に祀られました。

補助事業者名
松山市坂本公民館事業推進委員会
事業名
松山市地域の宝みがきサポート事業補助金
平成二十五年三月設置

こちらが伊予狸の総帥隠神刑部(いぬがみびょうぶ)
石像の身長は2m近い

かなり立派な一物をお持ちの子分その1
そのせいか表情も自信に満ち充ちている

子分その1の背中

巨大なタマをうっかり踏みつけてしまったのか茫然自失で中空を見つめる子分その2

心なしか背中が寂しい子分その2

神社に奉納された御詠歌

松山騒動伊予八百八狸の石碑