溶接完了
接着から4日を経過後、キャリアを軽く揺すって固定具合を確認する。予想よりがっちり固着していて一安心。これなら取り外しても大丈夫だ。
キャリア各部と車体外装のクリアランス調整のため双方の隙間に詰め込んでいた段ボールやスポンジを次々に取り除いていく。
リアウインカーが枠の内側に位置するようキャリアの取付けステーをフロント方向に8cmほどずらして接着した結果、キャリア位置は同寸法がリア方向に移動したことになる。
車体から取り外したキャリアを裏側から撮影。
取付けプレートに角度がついているのがよくわかる。溶接助手がいたとしてもこんな微妙な角度を保持したまま溶接するのはかなり難しい。
ステーとパイプの間に出来た隙間は切断したスポークで埋めた。接着剤が付いていないこちらの面から仮接合した後、表側の接着剤を剥ぎ取る。隙間を埋めたスポークはこのままアークで溶かし込んで溶接する。
接合部分裏側の両端と中央を点溶接後、今一度車体にボルトで締め込んで歪みがないか確認する。特に問題ないのでマイナスドライバーとカッターナイフの背を使って接着剤を剥ぎ取る。
大変なのはここまでだ。
再び取り外したキャリアをバリバリと溶接。
久々の溶接作業なのに加え、キャリアパイプに穴を開けないよう電圧を低くしたせいで、お世辞にも綺麗とはいえない接合箇所をグラインダーで磨いてならしていく
裏側を本着けする前に再度車体に取付けて取付けボルトを締め込み最終確認
裏側を溶接後こちらも表面と同じくグラインダーで研磨。
この程度の出来栄えでも実用強度は十分に確保できている。
溶接により焼けて剥離した周辺部をスコッチブライトで念入りに磨き、プラサフを2回程度重ね塗り。
当初は全塗装を予定していたが、被害面積が予想より小さかったので部分塗りでごまかすことにした。