徘徊する魂   Traveling Alone ! 

四国と周辺地方をYBR125Kと徘徊中

生名島のメンヒル

6月14日火曜日

梅雨の中休み(といっても先週梅雨入りが発表されたばかりだが)朝から天気がいいのでしまなみ海道方面に向け自宅を出発

8時45分に来島海峡大橋の原付道入口に到着

陽射しが強いものの気温はまだ27℃程度で心地よい。
とりあえず因島までいつものペースで淡々と走る

大島→伯方島大三島生口島を一気にパスし、10時過ぎにトイレ休憩と朝食調達のため、因島のローソン土生町店に立ち寄る。

ローソン駐車場脇の堤防に座り、真正面にそびえる生名島の立石山を眺めながらハムサンドを頬張り缶コーヒーでしばし休憩

生名島に渡るフェリーに乗るため、土生(はぶ)港長崎桟橋入口右手の切符売場に入る。きっぷは自販機で買うのだが、ディスプレーに原付二種の表示がないので係員に声をかけて該当の往復きっぷを購入

生名フェリー 土生港(長崎桟橋) 〜 立石港

原付二種+大人の往復料金はかなりお手軽340円也

係員に指示された車両甲板の最前列に駐車し船橋を見上げる

環状列石(磐座)が配置されている立石山山頂

【案内看板より】

磐座(いわくら)について

この頂上部全体が祭祀の場(磐座)であり陽石(男性)、陰石(女性)があります。
昭和50年秋の文部省による弥生系高地性集落総合研究では、太形蛤刃石斧、石包丁、石鏃(やじり)、磨石、ナイフ型石器などの石器類と、弥生式土器片が多量に出土しました。
弥生時代中期の「倭国大乱」と関連づけて考えられており、祭祀と軍事的防塞との複合遺跡として、極めて重要な文化財ですから、大切に保存しましょう。

昭和51年3月 
上島町教育委員会
旧生名村文化財専門委員会

5分ほどで生名島の立石港に到着

立石港桟橋に上陸後、右折してほんの数10m走ると三秀園のメンヒルが見えてきた

石製鳥居と三秀園石碑

【案内看板より】

この立石(メンヒル)は、神霊の宿る石神として弥生時代の人々の信仰対象でありました。
生名島の石ではなく、(原産地不明)海上運搬されたものと思われます。
石の高さ約5m(地下2m)、周囲約20m(地下周囲25m)あります。

下部にある大きな亀裂

【案内看板より】

生名メンヒル

巨石崇拝文化の名残で、磐座と並んでパワースポットのひとつ。
「メンヒル」というのは立石のことで、三秀園ができるまでは砂浜に高さ約7mで直立していました。現在は埋められて約4.5mが地上に出ています。

【案内看板より】

祭神・弁財天
梵天の后神で日本では宇賀神と夫婦神とされていて、使者(つかわしめ)は白蛇(白龍)であると同時に芸術・財福などの主護神である。

メンヒルに寄り添う社


島の水事情が良くないのか管理が不十分なせいか、園内面積の大半を占める池の水は澱み、カビを思わせるような汚い色の藻がはびこり景観が損なわれている

三秀園と海を挟んで向かい合う土生港を眺める

海はすっかり夏景色