松山市北条辻の鹿島にて(その6)
「かしまーる」を出た後、渡し船の時間合わせのため鹿島港付近をぶらつく。
【説明パネルより】
この地方では、昔から地底に大鯰がいて、常には静まっているが目覚めてあばれだすと地震となって大地が震動すると考えられていた。
この地震を起こす大鯰の頭を、鹿島の神様が「要石」で押さえているので、この風早地方には地震が少ないと言い伝えられてきた。かたわらの石に次の歌が刻まれている。
ゆるぐとも
よもやぬけじな要石
鹿島の神のおわすかぎりは
鹿島港に常駐する周遊船「はなへんろ」
張り紙だらけの鹿島たま屋
さらに進むと海に張り出した太田屋鹿島店の年季の入った建物が
松の若葉と
散りかけた桜の花
店開きはもうまもなくだ
太田屋裏手の埠頭から対岸を眺める
太田屋の床下から
もう一度鹿島神社の境内に行って
おそらく今年最期になるだろう桜に名残を惜しむ
そろそろ
出航時刻だ
昼間のボヤも無事に鎮火したらしい