秋吉台国定公園
秋吉台科学博物館前にて
【小澤儀明像の碑文より】
小澤儀明博士は秋吉台石灰岩のフズリナ化石と地殻変動の研究によって日本の地質学近代化の緒を開き秋吉台の学術的重要性を世界の学会に紹介しその功績により帝国学士院恩賜賞を受賞した
この石灰岩は於福台(西秋吉台)で採集されました。
岩石の表面にぶつぶつ見える米粒のようなものは全部フズリナ(原生動物)の化石です。フズリナは進化の過程で様々な形態を獲得していったため、その形態の特徴を調べることで生きていた時代を決めることができます(このような化石を示準化石といいます)。
このフズリナはパラフズリナという種類で、細長い紡錘型をしているのが大きな特徴です。この化石から、これらの石灰岩が二畳紀中期(約二億六千万年前)に海岸の砂浜のような場所で堆積し形成されたということがわかります。
秋吉台科学博物館の概要
Mine秋吉台ジオパークセンターKarstar(カルスター)と展望台が見える