波止浜港
何度となく定点観察地点から眺めていた来島に渡るため、波止浜港にやってきた。
【案内看板より】
奥深い入江が箱のような形をした波止浜湾は、筥潟湾(はこがたわん)と呼ばれ、古くから帆船の重要な風待ち、潮待ちの天然の良港で、戦国時代は来島水軍の船溜まりとして重要視され、天和3年(1683)以降の塩田開発による町屋の増加、塩買船、塩田資材を供給する船の出入りが多くなり、港町として発展し、伊予の小長崎といわれるほどに成長した。
元禄16年(1703)には港の入り口に出入船舶を監督する船番所が置かれ、船舶と他国者の出入りを厳しく取り締まり、船税の徴収にもあたった。今もその付近を御番所前という。(現在地より北の方、ドックの中あたり)
この大燈明台は嘉永2年(1849)に御番所前に建てられたもので、高さ約6メートルあり、海上の安全を祈願したもので、当時の波止浜の人々の意気を示している。明治35年(1902)に現在地に移された。
南面に嘉永二己酉(かえいにねんつちのととり)十月吉日、海上安全と彫られ、東側には金毘羅大権現と彫られている。
この前から来島、小島、馬島への渡船が発着している。
あいにく屋根付き駐輪場が満杯だったので、屋根のない裏手にYBRを駐め、乗船券を買うため待合所に向かう
乗船券は券売機で購入する。
ここから所要時間5分の来島までは片道¥140。
行きと異なる方法で帰ることはありえないので、当然のことながら往復分の切符を買う。
11時10分の出航までにはまだ少し時間があるので港付近をぶらついてみる
瀬戸内バスの乗り場は「渡し場」
乗り場の向かいには、今治造船で建造中の大型船が間近に見える