チェーンメンテナンス
気づいてみたら、今年もあと一週間ほどで終わりなのである。
ひと月以上もブログの更新をサボっていることにも思い至った。
一旦更新が滞ると、再始動するまでにひとかたならぬ時間がかかるようになってきたのは憂慮すべき兆候であるといわざるをえない。
先週の休日、ふらっと立ち寄った出先のホームセンターの特設コーナーで、しばらく見かけなかったお気に入りのチェーンオイルが並んでいたので、まとめて3本購入した。
買い置きのものを使いきって以来、チェーンソーオイルやスプレー式のチェーンオイルを使っていたが、自分にはやはりこの製品の粘度が一番しっくりくる。
こまめな注油と定期的な清掃及びチェーン交換のお陰で、積算走行距離24.000kmを超えた現在もドライブ&ドリブンスプロケットにほとんど摩耗が見られない。
脂と泥で汚れたチェーンの掃除は、一般的には忌避される傾向が高い作業であるが、当方はこの作業が嫌いではない、というかどちらかといえば好きと言ってもいいくらいだ。
ここに数ヶ月分の汚れがこびりついたチェーンを浸して丸一日放置。この時点ですぐ掃除を始めたくてたまらないのだが、ノンシールチェーンの隅々まで灯油を侵食させるためには数時間の放置が有効なのだ。楽しみは翌日に置いて自宅リビングに引き返し、酒を飲んで寝てしまう。
翌日帰宅後、歯ブラシで軽く擦るだけで苦もなく大半の汚れが取れてしまうが、あまりにも簡単に終わってしまってつまらないので、さらに微に入り細を穿ち、カタルシスが得られるまで作業を続ける。
汚れ落しに満足したら、天井に吊るした針金にチェーンをぶら下げ、エアガンで油分を完全に吹き飛ばす。ローラーの摩耗状態を確認後、摩耗を均一化させるため元の装着状態と裏表逆になるように装着する。最後に後輪を回しながらチェーンにくまなくオイルを垂らして出来上がり。
今回ついでに複数個ずつ購入した新発売の水性チェーンディグリーザー、小型グリスガン、フタ付きオイルジョッキー等については後日紹介する予定…である。