徘徊する魂   Traveling Alone ! 

四国と周辺地方をYBR125Kと徘徊中

垂水天満宮(牛天神)


大きな地図で見る

神社の入口付近にある廃墟の前にバイクを駐車。

牛天神バス停

広島県の天然記念物に指定されているウバメガシ群落に覆われた小山の頂上に社殿がある

案内石碑より

丑天神御縁起 略記
御祭神菅原道真公讃岐守に坐せし
大三島大山祇の宮に零祭あり御
参詣の途次風波の為生口島の浦江
に吹寄せられ給ふ 恰も六月初丑
の日とて里人恒例の潮水にて洗ひ
居りし牛を進め奉りこれに乗り給
ひしに牛自ら畏みて亀甲山に上り
けり 菅公山上より大山祇の宮を
遥拝 一夜を明し給ふ
里人より此の里は水の手乏しく田
所少なき由聞し召され御杖を突差
し教へ給ひし処を掘るに清水湧出
して止まず 因て里を垂水と名付
く 爾来米作を得たり

此の時奉りし膳部の例に随ひ毎年水無
月祭には小麦小豆を又霜 月祭には玄
米小豆の赤飯を献り直会に饗膳す

恩頼を畏み寛平九年正月亀甲山上
に国守を祭り霜月祠祀して現在に
至る

延喜三年公大宰府にて神去り坐す六年
前なり  御乗船繋留の岸を八ッ面と
称へ今に里人霊地となす

拝殿が見えてきた

寛平8年(896)国内が大飢饉に見舞われていたとき、ときの民部卿である菅原道真大三島大山祇神社に雨乞い祈祷に向かう途中、嵐で生口島の浦江に流され、上陸できず難渋していた。そこへ通りかかった里人に曳かれていた牛に助けを求めたところ、牛は嵐の海に入って道真公を救い出し近くの亀甲山に運び上げたと伝えられる。そのためこの天満宮は別名を丑天神(牛天神)という。

右側面より本殿を見上げる