徘徊する魂   Traveling Alone ! 

四国と周辺地方をYBR125Kと徘徊中

スイングアームブッシュの加工

画像左が1年半ほど前、タオバオであまり調べもせずにYBR125K用として購入した部品番号5VL-F5800-00のスイングアームブッシュ

今まで無交換だった初期部品のブッシュは、前回のスイングアーム点検時からメッキが剥げてサビとガジリが目立っていた。手持ち部品がなかったのでスコッチブライトで磨いてグリスをまぶして再使用したが今回は交換することに決めていた。

ところが、準備していたブッシュ(スリーブ)は内径は14.2mmと同一ながら、外径が0.1mm大きいためスイングアームに挿入出来ず、全長も0.35mm長いせいでこのままでは使えないことが判明。外径もメッキ処理されていないが、この点は支障なしと判断。

小型旋盤が借りられるところなど近隣にはないので、あり合わせの工具で加工する。

とりあえず全長から修正することにして、新品の砥石をセットした高速カッターの側面を使い、ノギスで細かく計測しながら0.35mmを削り取る。続いて親指と中指を使って、ブッシュをまんべんなく回しながら外径0.1mmを削ったあと粗め⇒細めのスコッチブライトで表面を均す。

作業を止めてノギスで計測しながら慎重に作業したので肉厚も周囲ほぼ均等に削れている。それにしても、確実に適合するかどうかもわからない部品を5セットも買った理由がよく思い出せないが、馬鹿高い国際送料の平均単価を下げるつもりだったようなそうでないような…。

そんなこんなで無事に完成したブッシュ

初回分解時はモリブデングリスを、2回めからはより高い耐水効果を期待してシリコングリスを塗布している。
新品ブッシュの外周にも念入りにシリコングリスを塗りつけた。

加工したブッシュを挿入したところ。
今回はブッシュが新品なのでシリコングリスの効果がより期待できると思う。

スイングアーム点検時のお約束である、ブラック塗料がハゲた部分の補修塗装も前回同様に行なった。

ピボットシャフトのサビた部分を念入りに磨くと中華部品特有の金色の表面処理がはがれて地金が露出。こちらはリチウムグリスを塗布して挿入する。