粟井ダム
【案内板より】
粟井ダムご案内
粟井ダムは、柞田川総合開発事業の一環として、柞田川支流の粟井川上流部に建設された多目的ダムです。柞田川水系は、急流のため古くより出水のたびに被害を受けており、治水対策が求められていました。そのため、昭和40年には五郷ダムが竣工するなど、治水安全度の向上が図られてきましたが、同ダムだけでは治水効果が十分でなく、その後も河岸の決壊、氾濫が繰り返されてきました。
また、粟井川は沿川の耕地等に対する水源として広く利用されておりますが、下記においてしばしば深刻な水不足に見舞われてきました。さらに、地元観音寺市においては地域開発の進展及び生活様式の変化等により、上水道の需要が伸びることが予測されることから、新たな水源確保が強く望まれていました。
このため、主として粟井川の治水安全度の向上や流域における水不足の解消、新たな水源確保といった柞田川流域の人々の願いを実現するために、地域に密着した生活貯水池として粟井ダムが建設されました。
ダムの目的
① 洪水調節
洪水調節方式は自然調節方式として、ダム地点における計画高水流量41m3/秒のうち25m3/秒を調節し、16m3/秒を放流する。
② 流水の正常な機能の維持
下流既得用水の補給等、流水の正常な機能の維持と増進をはかる。
③ 水道用水
観音寺市に水道水として、新たに日量500m3の供給を行う。
人のいない場所を嗅ぎつける嗅覚が磨かれてきたせいか、連休中にもかかわらず付近に人影はない。
無人の天端を歩く
管理事務所裏に立派なインクラインが設置されている。
天端より竜王神社方向を見下ろす。
付近に養鶏所があるせいで風向きによっては強烈な臭いが漂う。