古い厚づけパテ

もう10年以上前に買ったまま忘れていた、ソフト99の厚づけパテを見つけた。
金属面を板金塗装する際、比較的軽い凹みを修正するポリパテやサフェーサーを吹いた後の小傷を埋めるラッカーパテに対し、一般的に板金パテと呼ばれるやや深い凹みを埋めるためのパテである。

よく見ると、硬化剤の容器に微細なヒビが入って入るようにも見える。もしかすると使い物にならないかもしれないが、何か試してみるものはないかと考えていたら、以前買ったYBR125事故車のホイールがあったのを思い出した。
とりあえず#150程度のサンドペーパーで軽く磨いて患部の塗装を落とす。
容器から取り出した厚づけパテに適量の硬化剤を垂らしてよくまぜ合わせ、キャストホイールの転倒で削れた部分に重点的に塗りつける。

…本来ならパテを塗りつけてから10分で完全硬化に至るはずなのだが、当初危惧した通り1時間を経過しても全く固まる気配がない。
残念ながら硬化剤が使い物にならないことが判明したので、ホイールの傷埋め及び再塗装はまた日を改めて挑戦する…つもりだ。