徘徊する魂   Traveling Alone ! 

四国と周辺地方をYBR125Kと徘徊中

洗車について

外出したついでに立ち寄った100円ショップで、塗装用のハケを買った。

獣毛のハケはカー用品店でよく見かけるポリプロピレン製のブラシより塗装面に優しいので、下回りのこまごました部分を洗うとき、使い古しの歯ブラシと共に愛用している。

一緒に買ったビニールブラシはホイール専用らしいが、キャストホイールの塗装面をこんなものでゴシゴシ洗ったら間違いなく傷が付く。
今回は自宅サッシのレール掃除に使うつもりで買った。

適当でないツールを使っての頻繁な洗車ほど、塗装にダメージを与えるものはない。

海岸端を走行したり、冬場に融雪剤が撒布された道を走った後にやむを得ず洗車する場合、柔軟剤仕上げした使い古しのタオル、柔らかめの歯ブラシ、羊毛または豚毛の塗装用刷毛と何本かの筆が必須アイテムになっている。
これらを用いて水を多めにかけながら撫でるように洗車する。

付着した砂埃をそのまま塗装面に擦り付けるに等しい、水無しでの掃除など論外だ。

車、バイクを問わず塗装面の傷は蓄積するので、洗車時の拭き取り作業やワックス掛けをすればするほど、
クリア層の擦過傷を増やしているのは間違いない。出来ることなら、錆びやすいメッキ部分や下回りにのみ注意を払いながら放置し、年に数回、ここぞというときだけ半日程度をかけて徹底的に洗車したあとメンテナンスを行なうのが望ましい。
洗車の回数を極力減らすことが、素材としての美しさを長く保つ秘訣と考えている。

さらに長期間日光に晒さないこと、雨天走行後は風通しのよい場所に放置し、なるべく早く乾燥させることを心がけながら、日常は紫外線と埃を遮断できるガレージに保管できれば完璧だ。

ガレージの床面はコンクリートに限る。
床が土のガレージは常に湿気を蓄えているので、下回りや水気の溜まりやすい部分の錆の進行が驚くほど早いのを過去に経験済みである。