徘徊する魂   Traveling Alone ! 

四国と周辺地方をYBR125Kと徘徊中

積載能力増強計画その2

アルミプレートに取付ベースをあてがい、マーカーで型を取る。

手挽きに懲りたので、切断工具を総動員してベースと同じ型を切り出す。
おおまかな形に切り抜いたあとは研磨用のディスクに交換し、マーカーのラインに沿って磨いていく。高速カッターの用途については、非推奨の不安全作業であることに加え、両手が塞がっていて撮影不能につき画像はない。
グラインダー使用時には防護メガネが必須だが、粉塵が多量に発生する場合はそれに加えて防塵マスクも着用する。明白な根拠はないが、アルミ粉塵を多量に吸引すると、アルツハイマー症を引き起こすという説がある。
切断及び研磨作業はすべて、戸外に駐めた軽トラの荷台を作業台代わりに使って行なっている。この手の作業を室内でやると掃除が大変だからだ。

アルミプレートを取付ベースに固定するための穴をあけた後、キャリアと接触する面を目立たないようブラックに塗装する。

万一の転倒に備え、衝撃応力の分散を考慮してキャリアに取付ベースを固定するための穴をあける。

M8×50のステンレスボルト&ナットで取付ベースとアルミプレートを接合する。

左右のバランスが均等になる位置に取り付けベースを仮置きして、幅5mmのインシュロックを用いてキャリアに固定する。
取付位置が気に入らなかった場合のことを考慮して、簡単に変更出来るようにするため思いついた固定方法だ。
3月の転倒の際も同じ方法で固定していたが、路面との接触により取付ベースが激しく破損したにもかかわらず、固定に用いた15本余りのインシュロックは、1本もちぎれず持ちこたえていた。
今回の作業のため取り外したインシュロックも、取付後約5000kmを走行していたものの、緩みはまったく確認出来なかった。
締り具合を定期的にチェックしていさえすれば、金属ステーによる4点支持並みの強度が確保できるアイテムである。

長めのステンレスボルトは、リアボックスを取り外してキャリアとして使用する際の荷ひもフックを兼ねている。

車体側からの眺めも特に違和感はない。アルミプレートが取付ベースをがっちり支えているので、両手でリアボックスを揺さぶってもびくともしないくらい安定している。タンデム時のバックレストとしても十分機能する強度を確保できた。