立ちゴケ

先日の火曜日、自宅を出発して一時間ほど走った頃、雨がやや強くなってきたのでレインウェアを着るため国道沿いに自販機が並ぶ一角に停車した。
雨天装備完了後、ついでに何か飲んで休憩しようと思い、バイクにまたがったまま自販機を物色していたら、どういうわけかバランスを崩し右側に倒してしまった。
YBR125K購入後10ヶ月目にして初めての立ちゴケである。
しばし呆然とするが、気を取り直して被害調査した結果、損傷はブレーキレバーの曲がりと右側ミラー、マフラープロテクター＆マフラーエンドキャップの擦過傷のみだった。

走行には特に支障ないのでそのままツーリングを決行。夕方、帰宅してすぐにブレーキレバーを手持ちのスペアに交換。ミラーとキャップの傷はたいして目立たないためとりあえず放置することに決定。3月に交換したばかりのマフラーキャップに傷が付いたのが悔しいが、これも即交換が必要なほどの損傷ではないのでしばらくこのままで我慢する。

マフラープロテクターは新品の予備パーツを確保しているが、この程度の損傷で交換するつもりはない。5mmのアーレンキーでボルト5本を緩めてマフラーから取り外し、400番のスコッチブライトで塗装面を念入りに磨いたあとシリコンオフで脱脂し、シルバーメタリックの缶スプレーで塗装した。
メタリック色はムラが出やすく艶を出すのも難しいが、ひと通り塗るたびに乾燥させながらとりあえず5回ほど重ね塗りしてガレージに放置中である。新品同様の出来栄えはハナから期待していない。

左利きのせいか、立ちゴケしたとき倒れる方向は昔から右側のみである。右手右足の力は左手左足に比べて2割ほど弱く、とっさの対応力も弱い。コケた瞬間のことを思い出してみると、その瞬間右の膝が笑って力が抜けたような抜けなかったような…。身体損傷がなかったのが「不幸中の幸い」と思うことにする。