岩城島のメンヒル
積善山の山頂へ続く山道をゆっくりとしたペースで10分ほど登って行くと、道路右手に真新しい鳥居が見えてきた
2004年の町村合併により現在は愛媛県越智郡上島町岩城となっている
妙見メンヒル(巨石信仰の跡)
道路を挟んだ反対側にある権現山休憩所から鳥居側面を見下ろす。
鳥居の前付近にバイクを駐め、メンヒルを目指して階段を歩いて登っていく。視界は相変わらず悪い
10分ほど歩いてメンヒルに到着
【案内看板より】
古代人の巨石崇拝の遺跡であり、江戸中期の記録に修験の場として登場するなど古くから信仰の場となっている。
何時の時代から崇拝の対象となったかは判然としないが、巨石崇拝は仏教思想の影響を受けながら今日に続いている。
「妙」とは神の不思議、神秘で妙見とは菩薩の名、即ち妙見菩薩で国土の守護、貧窮救済のみ仏であり、所願をかなえるものと信じられている。
メンヒル側面に設けられた岩屋内の社への参拝を容易にするため、鉄骨足場の土台上にプレハブ建屋の神社が設置されている
グリーンのペンキで塗られたコンクリート製の階段が社に続いている
メンヒルという名に恥じぬ大きさだ
上部に登って遠景をみようと試みるが、途中の時点で白く霞んでほとんど見えないので諦めて引き返す
隣接する建屋のお陰で、社と巨石上部へのアクセスが容易になったことは否めないが、メンヒルを遠望した際、安作りのプレハブ建屋が巨石のオーラを少なからず減ずる要因になっている