明神池行きは断念
秋芳洞を後にして走り出してまもなく頭上に「萩市へ36km」の道路標識を見た途端、発作的に萩市椿東にある明神池に行きたくなった。
30kmちょいならそんなにかからないだろうと考え、県道32号~国道262号線を萩市方面に向かって進行するが、よく考えると標識の距離は市内中心部までの距離であり明神池は萩市の北の外れ辺りに位置するのでさらに倍近い距離が加わることを思い出した。
行くと決めたら鳥類魚類と池のほとりに巣食う猫共にふるまう大量の食パンを買うためスーパーにも寄る必要がある。
そういえば、前回行った時は、食パン6パックを上空の鳶と池の魚類と猫に提供した。
だらだらと考えを巡らしながら走っていたら国道右手に食事できそうなところが見えたのでとりあえず入ってみる
客が誰もいない店内に入って行くと、カウンター向こうの椅子に丸く座って井戸端会議の真っ最中だった4~5人のご婦人方がゆるゆると立ち上がり「いらっしゃいませ~」
手近の席に座って、なるべくすぐ出来そうなものをと、頭上に掲げられたメニューの中から「きつねうどん」を注文
意に反して提供されたのは15分後だった。
その間、今後の予定を思案していたが、買い物を済ませて現地に到着できるのは日暮れ前であると結論。時刻はすでに3時半、日が暮れてから行っても意味がないということで、明神池行きは断念することにした。
結局、ここから来た道を引き返し4時半過ぎにホテルに到着。
ゆっくり入浴を済ませて日の暮れかけた街に出る。
前夜眼を付けていたホテルからほど近い中華居酒屋に入り、まずは2人前の餃子で生ビール